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授業「戦時国際法と戦争犯罪」

自由社版「新しい歴史教科書」のコラム(見開き2ページ)を授業しました。

ずいぶん思い切ったところがあるので、問題があればご指摘いただきたいと思います。
だいじな少国民ですのでより望ましい知恵をつけていきたいと思っていますので、ご協力いただければ幸いです。

****

さて、世界は国家でできているという話から始めました。
近代うんぬん、ウエストファリアうんぬんは省略して。

国家と国家のトラブルが起きる。

A 交渉(話し合い)で解決する。

B 戦争(武力)で解決する。勝ったほうが有利に解決して、講和条約が結ばれ、トラブルは終わる。

となります。ほかに方法はありません。
という原則を板書してノートを取らせました。

例を挙げます。

1 いま尖閣を中国がとろうとしています。でもこれは日本領土で実際日本が支配しているのでトラブルになりません。でも中国が本気で取りに来ればBに行くでしょう。覚悟しましょう。

2 いま竹島は日本領土ですが、韓国に武力で支配されてしまっています(侵略です)。日本は国際司法裁判所で話し合おうとよびかけていますが無視されています。日本がどうしても取り返さなければならないと思ったら、戦争しかありません。日本は戦争がいやなのでそのままにしています。

3 いま、多くの日本人が北朝鮮に強制連行(拉致)されています。話し合いで5人帰ってきましたが、まだ100人以上残っています。日本がどうしても取り返そうと思ったら、最後はやはり戦争しかありません。日本は戦争がいやなので、拉致された日本人は政府と日本国民にそのままにされています。

もしアメリカだったら、自国の領土をとられっぱなしにはしませんし、国民がひどいめにあっているのをほったらかしたりしません。
すぐ戦争で解決します。
こういうところは、いまも世界は弱肉強食で動いています。

だいじなことですが、戦争の時は敵は殺さなくてはいけません。自分や大事な家族が殺されてしまうからです。ですから戦争で人を殺すことは刑法上の殺人ではないのです。逃げていく敵兵も殺さなくてはなりません。彼らが戻ってきたら敵の人数が増えてしまうからです。

国家と国家の戦争は、けんか(リンチ)ではなくて、正々堂々の決闘でなけらばならない。そういう考えが生まれて少しずつルールができていきました。喧嘩やリンチと異なり決闘にはルールがあるからです。

このルールを「戦時国際法」と言います。
たくさんあるが主なものは4つだから、いざというときのために覚えておこう。

戦時国際法の要点

1 一般人を殺傷してはならない。婦女子に乱暴してはならない。
2 捕虜を殺傷してはならない。
3 残虐で非人道的な兵器を使用してはならない。
4 スパイやゲリラは殺してよい。

一般人と兵士の区別、捕虜・残虐な兵器、スパイ・ゲリラなどをかんたんに定義しておきます。

戦時国際法はしばしば破られる。
悪いことをした兵士は憲兵(軍の警察)に逮捕され、軍法会議(軍の裁判所)で裁かれ処刑されます。
世界各国同じですが、帝国陸軍にもそういう不届き者がいて処刑された例があります。

ところで、おどろくべきことに、戦時国際法がほぼ完璧に守られた戦争が1つだけありました。
日露戦争です。
ロシア軍は逃げるばかりでやぶるひまがありませんでした。
明治の帝国陸海軍は、将兵全員に戦時国際法を勉強させ、しかも、戦地にまで国際法学者を連れて行き、完璧に守りました。
日露戦争の日本軍は奇跡の軍隊だったのです。

戦時国際法がしばしば破られたのは、戦争という非常時の中で正気を保つのがむずかしいからです。これは、硫黄島の戦いを学んだ皆さんは十分想像できるでしょう。

いちばんやぶったのはソ連軍とアメリカ軍でした。いちばんやぶらなかったのは日本の陸海軍でした。

アメリカの例を読みましょう。

【資料】「リンドバーグの日記・抜粋」を読みます。
*資料は省略しますが、米軍の投降した日本兵や捕虜に対する扱いが克明に書かれています。また、ナチスのユダヤ人収容所の跡を見たときに、南洋での米軍がやったことにそっくりだったと書いています。

ソ連軍の例は満州侵攻の記録を紹介します。そして、これらは極端な例だが、前線の兵士にこれと同様のことはすべての戦争(現在も)にある。
日本軍もそれはあったかもしれないが、日本の一番ひどい例とされる「南京大虐殺」はでっちあげであると教えました。

しかし、この戦争では、一国の指導者(大統領)や司令官が、計画し命令し実行した戦争犯罪があったことでした。これこそまさに人類の恥です。
として、以下の3例を「日本人なら、この戦争犯罪だけは忘れるな」と教えました。

1 東京大空襲:10万人虐殺。これはカーチス・ルメイ司令官(米)

2 原子爆弾投下(広島・長崎):27万人虐殺。これはトルーマン大統領(米)。

3 60万人のシベリア抑留(強制連行)・極寒の強制労働・6万人死亡。これはスターリン(ソ連)。

日本軍はこのような恥ずべきことはいっさいありません。誇りに思いなさい。

このように戦争犯罪だらけの大東亜戦争ですが、きわめてまれな人道的な例が1つありました。

【資料】「海の武士道」を紹介します。
*大日本帝国海軍・駆逐艦「雷」(工藤俊作艦長)はジャワ海戦で重巡洋艦「足柄」の護衛として活躍。
単艦行動中、沈没した英重巡洋艦「エクセター」、英駆逐艦「エンカウンター」の乗員(漂流中)合計422名ものイギリス兵を救助。後に病院船に引渡した。

これは世界中で「海の武士道」、日本海軍の奇跡と賞賛されていることを話した。誇りに思いなさい。

最後に、まとめとして、このような事実にもかかわらず、最も戦争犯罪の少なかった日本だけが悪玉として戦争犯罪を裁かれ、戦争犯罪が多かったアメリカとソ連は正義の戦争をやったことになってしまいました。なんでだ??

その謎を、次回解いていきましょう。


(生徒の感想文は1つだけ)

・なんで負けた日本だけが戦争犯罪にされて、もっとひどいことをやっているアメリカは裁かれず、いまも日本が悪かったことになってるのは、正直意味不明だ。日本海軍が敵の兵士たちを助けたのを知ったときは感動した。
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Re: No title

石橋成哲様

コメントありがとうございました。
この画像は次の本からコピーしました。

古川清行『日本の歴史5 地方の動きと節の誕生』(小峰書店)1998 p33

出典は『俵藤太絵巻』となっています。
これは将門を討った藤原秀郷の絵巻ですが、これは写本がいくつもあって、いくつものバリエーションがありまうようで、私はまだこの本物を見たことがありません。

以上です。
いい番組ができるといいですね。
プロフィール

授業づくりJAPANさいたま代表:齋藤武夫

Author:授業づくりJAPANさいたま代表:齋藤武夫
戦後70年間日本の教育は根無し草の「世界市民」を育ててきました。そのため小中学校の歴史教育はウソとタブーによって大事な内容が教えられていません。また誤って教えられています。
「授業づくりJAPAN」は、日本の教育のウソとタブーを排し、真実とフェアネスを取り戻していきます。
かつてGHQに禁じられた教育は現在も禁じられたままです。私たちは「日本人を育てる教育」を取り戻します。そのために、命ある限り授業づくりとその普及につとめます。私たちは「誇りある日本人」こそが「真の国際人」になれると信じています。

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