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日本が好きになる!歴史授業  5つの基本(5)

 
5 日本の歴史は全5章の物語

最後は「日本が好きになる!歴史授業」の時代区分です。

・自我形成期の歴史教育は「国史」(National History)を学ばせることだと考えています。
母国語を学習する教科は「国語」であって「日本語」ではありません。それと同様で「日本史」ではなく「国史」だということです。いまは立ち入った議論は措いて、日本語・日本史は外国人が学ぶ教科であり、国語・国史は日本国民が学ぶ教科だと考えてください。その目的は日本人としてのアイデンティティーを形成することです。日本国民としての根っこを育てることです。

・これまで「歴史授業の基本」を4つ示してきましたが、それはすべて国史としての歴史を学ぶために必須な条件です。戦後74年の社会科教育がうち捨ててきた核心がここにあります。(社会科にはよい点もあり私も取り入れていますが、核心を忘れてきた罪は重いといわなければなりません。)

・国史は「歴史学」の成果に基づきますがそれと同じではありません。いちばん大きな違いは国史は日本人の物語だということです。学問としての歴史は物語ではありません。個々の史実の究明です。

・先人がどのようにして国を建て、国を守り、国を発展させてきたのか。その長い歩みを血の通った同胞の物語として学びます。だからこそそこに感動があり共感があり深い理解も生まれます。

・その物語を支えるのが以下の時代区分です。
日本国民の国史は5章の大きなまとまりを持つ物語だととらえて授業を組み立ててきました。
 
2019-08-25 (8)


第1章 日本民族の形成
起)日本列島の成立から日本民族の形成が始まる。
承)縄文時代と弥生時代の人々と文化
転)大陸からの外圧(金属器・漢字・国家・戦争などの新文明が大陸人と共に流入)
結)新文明を受容し国家形成に向かう
*第1章はおよそ1万5千年。その後約2千年で現在であるという時間意識は重要。


第2章 古代日本の国づくり(国づくり①)
起)大陸文明を受容して国家形成に向かう(第1章の伝統文化も守る)
章)大和朝廷が日本列島を統一して国を建てる
転)聖徳太子が国づくりの3代方針を確定する
結)聖徳太子の方針の基に古代律令国家日本が完成する
*弥生時代・奈良時代


第3章 日本文化の形成
起)大陸文明と距離を置き日本文化の形成期に入る
承)天皇中心にまとまり(権威)実力ある者が政府をつくる(権力)という国の形
転)アジア唯一の封建制(武士)・元寇・カトリックの世界侵略
結)一国一文明の日本が成立する(長い江戸の平和)
*平安時代・鎌倉時代・室町時代・戦国時代・安土桃山時代・江戸時代


第4章 近代日本の国づくり(国づくり②)
起)西洋列強の世界侵略・植民地化に抗する国づくりが始まる
承)江戸幕府・封建制度を終わらせ西洋列強と対等な独立国を目指す
転)明治新政府は聖徳太子の三大方針を継承し近代国家を近代国家を建設していく
結)日清日露の祖国防衛戦争に勝利し西洋列強と対等な近代国家が完成する


第5章 世界の中の日本
起)民族のアイデンティティーが分裂し始める
  「西洋列強と対等な独立国日本」と「白人に支配される有色人種の希望日本」
承)西洋派と国粋派、自由主義派と全体主義派(左右)、大陸介入派と非介入派、
  協調外交派と強硬外交派などの多様な分断のなかでリーダーシップ不在になる
転)コミンテルンの影響力工作にはめられる中でシナ事変から大東亜戦争を戦い、
  国が滅びる瀬戸際までいってしまう。
結)占領軍の支配の下に日本が改造され今日に至る。
  (皇室・憲法・軍・国民の歴史観や国家観など)



*この項もまだ草稿の段階です。少しずつ充実させていきます。


*現在わが国は第三の国づくりの時代に入っていると考えています。
 第6章はたぶん「超近代(ウルトラモダン)国家日本の建設」です。




第6章の国づくりには二つのポイントがあります。

①外圧から始まる国づくりではなく歴史上初めて内発的に行う国づくりです。
したがってこの国づくりはチャイナと西洋と本来の日本が統合された文明になります。
最も重要なのは歴史に学びながら「日本的なものとは何か」を見極めることです。
これにはシナ文明以前の日本列島の文化と信仰・伝承などの研究、および中世の神仏習合の研究、明治以後の神道の研究が不可欠です。
また神話や皇室についての基礎知識を国民の常識(教養)にする教育も不可欠です。

②世界を大きく変えつつあるテクノロジーの課題を日本人の文法で解決し実装していくことです。
この点でもわが国はそうとう後れをとっています。
どちらかというとわが国の世論はAI・遺伝子工学など今後の世界を決めるテクノロジーについて臆病で否定的な意見が多いようです。
しかし、テクノロジーの進歩は止めることはできません。これは人類史の公理です。テクノロジーの課題はテクノロジーで解決していくほかありません。
第三の国づくりは「テクニロジーが第二の自然になる世界」で進めるほかないのだという覚悟が必要だと考えています。
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