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Twitterがトランプの発言を閉鎖した件について

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トランプのTwitterが閉鎖されました。

これについて考えていました。

現時点での最優先の課題はまさに「言論の自由」だからです。

右往左往しているときに師匠の倉山さんのメールが届きました。

現時点でいちばん納得できる言論でした。


実は、ぼくの思想的な(というとかっこつけすぎですが)原点は1954年(昭和31年)に起きたハンガリー動乱でした。そこから1958年のプラハの春までの日本の言論人や政党の態度から自分の行く道が始まりました。

意味わからないと思いますが忘れないように書いておきますね。


以下、倉山さんのメルマガです。

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トランプのツイッターが閉鎖されました。

言論弾圧です。

「弾圧」をやっている側の言葉で言い換えると

「制限」。憲法学の用語では「制約」。

 

言論は自由であるべきだけれども、

無制限で良いのか。

では制限をどのような基準で誰がかけるのか。

難問です。

 

これで思い出すのが、

籠池学園。

 

幼稚園児に教育勅語を暗唱させていたのが

叩かれました。

なんで金日成思想はよくて

教育勅語はダメなのか。

 

こういう時は、

法律論と政治論を分けて考えないと

混乱します。

 

まずは、トランプの件から。

 

アメリカも日本と同じ文明国なので、

法律論は同じです。

 

原則として言論は自由であるべき。

特に言論人は言論で対抗すべき。

この考え方を「対抗言論」と言います。

 

もちろんメディアや言論人が

対抗言論をできない一般人に対し

言論で攻撃を加えるのは許されないけど、

同じ言論人どうしなら

「やりかえせ」が法律の考え方。

 

だから、

「自説に反論された」とか

「悪口を言われた」とかで

名誉棄損裁判を行うのは恥ずかしい。

 

しかし、言論の自由は

無制限ではありません。

既に公器(メディア)を持つ側が

持たない側を攻撃してはならないという

事例はあげました。

 

他にも、嘘を垂れ流して良いのか、

という議論はあります。

もっとも、

誰が何をもって嘘と判断するのか、

慎重であるべきとするのが

法律の考え方です。

 

本家アメリカでも日本でも

霊感商法まがいの言論が垂れ流されました。

 

最初は

・トランプが勝つのは決まり。

・民主党がどんな負け方をするかだけだ。

 

トランプが劣勢だと

・最後に勝つのはトランプだ。

・ほれ、こんなにバイデン不利の証拠がある。

 

投票日以降は暴走して

・バイデンが不正を行った。

・ドイツで米軍とCIAが銃撃戦を行った。

CIA長官は逮捕されてキューバで拷問されている

・オバマが逮捕された。ソロスも逮捕された。

・トランプは宇宙人と交信している。

等々。

 

東スポが

「こんなフェイクニュースが流れている」

と伝えなければいけない暴走。

 

嘘かどうかを判断するのは原則として

法律ではなく読者の判断です。

つまり市場原理に任せないと

権力の側が気に入らないと嘘認定して

弾圧できてしまいます。

だからこそ目の肥えた読者が必要なのです。

 

さて今回、

トランプがツイッターを停止されたのは、

暴動を扇動して死人まで出たからです。

むしろ世界中で

「なぜもっと早く止めなかったんだ」

と批判が出ていますが、とにもかくにも

「死人がでる扇動」は

明らかに制約されるべきでしょう。

 

これを

「トランプが扇動していない」と言うのは

勝手だけど、世界的に通用しない議論です。

 

少なくともツイッターは認めない。

日本の一般人が

何を言おうが許されるかもしれないけど、

現職アメリカ大統領は許されない。

少なくともツイッター社はトランプに

好き勝手をさせないし、

むしろツイッター社の方が叩かれているのが

世界的な傾向。

 

これをトランプ自身がわかっているので、

「自分でメディアを作る」と言っています。

 

以上が法律論。

以下は政治論。

といっても、個人と政治のかかわりです。

 

私、自慢じゃないけど、フェイスブックとか

アカウント停止処分がありません。

よく保守の人で

「アカ停くらった!言論弾圧だ!」

とか怒っている人いるけど、

だったら、そのメディアを使わなければいい。

 

素人さんはともかく、

いやしくもプロの言論人が、

何を考えているのやら。

フェイスブックなんて、

チャイナコリア系のワードに敏感なの

わかっているのだから、

引っかからないようにするのがプロの腕。

 

戦前の吉野作造の自慢が

「発行停止処分がない」でした。

当時は制度として

検閲による発行停止がありました。

だから、スレスレの線で書くのがプロの腕だと

吉野は言いたい訳です。

それでも伏字は多々ありましたが。

 

そして思い出すのが籠池学園。

幼稚園児に教育勅語を暗唱させて

叩かれていました。

 

そして

「なぜ朝鮮学校で金日成思想を教えていいのに、

 教育勅語はダメなんだ」

と怒っていました。

 

これに対しては

「メディアを握っているのがあっち側だから」

とか言いようがない。

そんな正論が通用するくらいなら、

誰も苦労しないでしょう。

 

ソ連圧政下の東欧で

「ソ連の批判をして何が悪いんだ!

 我々は法律上、独立国だ!」

と言っても意味が無いのと同じです。

その法律論が通じるなら、苦労しません。

 

では、東欧の人たちはどうしたか。

自分たちの結束を保ち、時を待ち、

チャンスに動けるように準備していました。

 

たとえば冷戦期のチェコスロバキアは

優秀なSF作家を輩出し続けました。

チェコ人作家が描くSF

ソ連支配下のチェコそのものだった訳ですが。

そうやってチェコ人は、

心はソ連に屈服しないでいました。

 

地下活動の本場のポーランドなんか、

ローマ教会と組んで最後はソ連を滅ぼしました。

 

東欧諸国に乗り込んだとき、

ソ連は真っ先にその国の知識人を殺しました。

それでも残った国民が賢くなり、

独立を取り戻しました。

 

ネットで左翼の悪口を言って

気持ちよくなっているだけって、

恥ずかしいと思う。

 

その心が、くにまもりにつながります。

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