はじめに
・学校の歴史教科書を読んでも授業を受けても、日本の良さ素晴らしさは伝わってきません。世界の中での日本文明の独自性もわかりません。さらに近現代史の部分では逆に日本が嫌いになってしまうような内容です。敵国が正義で日本は悪という歴史(プロパガンダ)だからです。
・そのため子供たちの日本愛は学校で勉強すればするほど削られていきます。日本が嫌いになるか無関心という根無し草になってしまいます。日本の子供たちに心の問題や自殺が多い(国際比較)原因のひとつに国家共同体への所属意識を意図的に育てない教育があります。
・家族で例えれば、親が子供に祖父母や曾祖父母についてウソも交えた悪行ばかりの人となりを教えているようなものです。子供の心はゆがみ傷つけられていきます。そんなことをすれば子供が悪くならないほうが不思議です。
・戦後75年日本の小中学校は歴史教育を通して子供たちを虐待してきたのです。しかもアイデンティティーという自我形成の要の部分をだいなしにしてきました。
・私どもはこの教育の現状を憂い批判するだけではなく、私たちはこうするという教育の事実を20数年間積み重ねてきました。望ましい歴史教育を研究し、教室で授業実践を行い、子供たちの成長の事実で検証を重ねてきました。そしてこれに「日本が好きになる!歴史授業」という名前をつけました。
・8年前から小中高校の先生方にこれを伝え、授業の追試研究を積み重ねています。教師が違い、子供が違っても、教育の結果や子供の成長はほぼ同様になるという高い再現性が検証されています。追試をした先生方の教室では、日本人としての誇りを持った子供たちがすくすく育っています。
・数年前から教師向けの授業講座に一般の方の参加が目立つようになりました。いまや三分の一から半数くらいが一般の社会人や子供たちの保護者が参加するようになっています。子供が学ぶ歴史がおかしいと気づいた保護者や国民の皆様が、危機感をもって学校の歴史教育から子供たちを守ろうとし始めたのです。
・そこで今年から教師向け講座のほかに、国民と保護者のための「日本が好きになる!歴史授業講座」をやっていくことにしました。今回は入門編ですが、次回からは具体的な授業の楽しさも体験しつつ、私どもの研究成果に触れていただきたいと思っています。
・お子さん(無料!)もどうぞご一緒に参加してください。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
プログラム
1 「日本が好きになる!歴史授業」のズバリ結論
2 法律や教育行政はどうなっているか?
3 「日本が好きになる!歴史授業」の5つの基本
①日本の良さ・素晴らしさ・世界での独自性を学ぶ
②外国との対立や折衝では日本の立場に立ち先人に共感できるように学ぶ
③その時代のリーダーになって政策を選択し話し合う(討論)
④歴史を「自分事」にする導入の授業「命のバトンと国づくりのバトン」
⑤日本の歴史は全5章の大きな物語(2回の国づくり)
4 「日本が好きになる!歴史全授業」を学んだ子供たち
・感動 ・感謝 ・自立
・自分の番(国づくりのバトンの)
(授業を受けた子供たちの感想例)
◆日本の歴史人物・リーダー達は、多くの迷いや苦悩があっても、国の運命のために決断をして、日本を守ってきた。その人たちにぼくはとても感謝している。これからは自分の番だということを意識して、国づくりのバトンを受けつぎ、誇りある日本人として生きていきたい。
◆歴史学習を通してわかったことが三つあります。
一つ目は、聖徳太子が驚くほどの計画を立て「独立国」にしてくれたことです。
二つ目は、二度目のピンチの元が攻め込んできたことです。このときも北条時宗さんが自分の国を守るために作戦を練って勝ってくれたことです。これにはあらゆる決断があったことでしょうが、すばらしいと思いました。
三つ目は、伊藤博文さんが日露戦争の時「いざという時は自分も兵隊になって戦う」と言ったことです。これは国民にとって大きなはげみになったと思うのですごいと思いました。
◆私はこれから自分の意見をしっかり持ちたいと思った。
今まで自分のことは自分で決めてきたつもりだったけど、「先に選んで」とか「なんでもいいよ」とかよく言ってしまっていた。
だから選挙できる歳になったら絶対に投票所に行き、投票する。そして総理になった人を強く責めるのでなく一緒に考えたい。
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