閣議決定で「従軍」「強制連行」「性奴隷」は教科書に書けなくなりました。
来年度から始まる高校の「歴史総合」という新教科の教科書にはすべてに従軍慰安婦について書いてあります。
では「従軍・強制連行・性奴隷」を消せば教科書に載せていいのか?!
それが次の問題です。
上の3つの言葉がウソだった、否定されたということは、彼らが教科書に書いていたのは普通の合法的な娼婦、つまり売春婦のことだとわかったわけです。
そうすると吉原その他は教えないで、軍ついていった娼婦だけを取り上げるというのはまずいでしょう。
しかも「戦場の性」という各国の軍隊が抱えていた普遍的な現実であるという視点は排除され、日本軍だけの問題のように扱われるのです。
まるで売春婦を連れて行かなかった連合国の軍隊が現地の女性を強姦しまくっていたことも書かなければ釣り合いが取れません。
合法的な普通の娼婦たちのことを、軍に関してだけ取り上げて教えるのは間違っています。
ですから、今後は閣議決定が守られたかどうか?ではなく、慰安婦が教科書に載ること自体を否定・糾弾していかなくてはなりません。
いまのところ中学は山川だけですが、高校の歴史総合は全社の教科書に載っています。
ちなみに竹田恒泰さんの「検定不合格教科書」の検定で、イザナミ・イザナギのまぐわい(なりあまるところとなりあわないところ)を書いたら、検定官はこれは絶対に書くなと言ったそうです。
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