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天皇を教える(その4)十七条憲法の天皇

日本史ンキング

次に教材として重要なのは何と言っても十七条の憲法でした。

何しろ当時はすべての教科書に「聖徳太子が『天皇中心の国』をつくった」と書いてありました。
素晴らしいですねいまはどうなんだろうか?
ただし、教科書を書いている人たちは「天皇中心の国日本」というのは最強の悪口だと思って書いていました。
「神の国」とか「天皇中心の国」とか言ったら大臣のクビが飛んだのです。

「日本が好きになる!歴史授業」は「天皇中心の国」という概念は悪口ではなく日本に対する最上の褒め言葉であるので、これをそのまま受け継ぎました。

三条「詔を承りたれば必ず謹め・・・」
・大王(天皇)のお言葉には必ず従いなさい。
七条「人おのおのよさあり・・・」
・役人の人事は氏姓制度によらず適性や能力で(天皇が)決めましょう。
十二条の「國司國造百姓におさめとるなかれ・・・」
・税は大王(天皇)だけが集めます。

記紀以前に「天皇をいただく中央集権国家」を打ち出した最初の文書が十七条憲法でした。
太子の後、天智天皇・天武天皇・持統天皇とこの憲法の大方針が継承され、古代日本は中央集権的律令制国家として完成しました。

なお聖徳太子はこのほかに仏教導入の先頭に立ち、なおかつ伝統の信仰(自然信仰+祖先信仰)も守るという文化政策を実行しました。この文化戦略は島国日本の基本方針になります。わが国はいつも外来文化と伝統文化の両方を尊重してきました。
また聖徳太子は古代東アジアの国際秩序に抵抗して、大王をシナの皇帝と対等なもう一人の天子であるとする外交政策を実行しました。東アジアで唯一シナの属国(皇帝の家臣)であることをやめたのです。

「日本が好きになる!歴史授業」は、前に述べた十七条の憲法(天皇中心の国)とこの二つを「日本の国づくりの三大基本方針」ととらえて教材化しています。
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