古墳時代2「神話の中の日本建国」

古墳時代2「神話の中の日本建国」
●神話とよばれる物語は「歴史」ではありませんが、古代の人々が祖国の由来を神話として伝承し、それらの神々の実在を信じていたという事実は、「歴史」です。
神話を近代的な意味で「創作(うそ)」であると教えるのは正しくありません。 
 数百年あるいは数千年の長い時を経て伝承され続けた物語は、古代の人々の心にとってまさしく「ほんとう」のことでした。それが文字以前の口承の物語の「いのち」です。
 また、神話にはわが国が生まれてくるまでの史実を何らかの形で反映しています。たとえば三種の神器がそうですね。
 この授業のねらいは、古代人がそう信じていた建国の物語を共感的に理解すること、また、建国神話を日本国民の常識として再びよみがえらせることにあります。


1 神話の中の日本建国
『前の時間に、日本列島が大和朝廷によって統一され、今に続く日本という国がつくられたことを学びました。この日本建国の物語は、それから400年ほど後(8世紀)につくられた歴史の本に書かれています。この本の名前を知っていますか?』

・「古事記」
・「日本書紀」

『その通りです。これらの本は、後半は実際にあった歴史が書かれていますが、前半は神さまの話です。
それを神話といいます。
「古事記」や「日本書紀」は、長い間、文字なしで言い伝えられていた日本建国の物語を、中国から伝わってきた文字(漢字)を使って書かれたものです。
今日は、神話に書かれた日本建国のお話を勉強しましょう』

●こう言って、
ビデオ「スサノオ」(24分)を視聴します。
(制作:忠地うた子、株式会社 光映、   取扱い:日本を守る国民会議)
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●別案として、出雲井晶『母とこにおくる 教科書が教えない 日本の神話』(産経新聞社)をもとに作った紙芝居を使うこともあります。出雲井さんお挿絵がすばらしいです。
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2 お話をまとめてみる
●お話しをノートにまとめます。

1 イザナギ・イザナミが日本列島、海の神・山の神などの自然の神々を生んだ。天照大神・スサノオノミコトを生んだ。
2 天照大神は子孫のニニギノミコトに日本(葦原中つ国)を治めることを命じた。 
「日の神の子孫であるおまえが治めれば、日本は永遠に栄えるだろう」
3 オオクニヌシノミコト(スサノオノミコトの子孫)は、ニニギノミコトに国をゆずった。
4 ニニギノミコトの子孫である神武天皇が、初代の天皇となって日本を建国した。

●プリント資料は下の通りです。


神話の中の「日本建国」
■奈良時代(8世紀はじめ)にまとめられた『古事記』や『日本書紀』に書かれている日本建国の物語があります。これは「神話」といって、文字のない長い時代の中で当時の人々が語り伝えてきた「お話」です。大和朝廷の大王や豪族たちが国の始まりをどのように言い伝えていたかがわかります。

【神々の子孫として言い伝えられた天皇】
1 イザナキ、イザナミの二神が日本列島や、海の神、山の神などの自然の神々を生む。人々は自然のすべてに神があると信じていた。
2 イザナキ(イザナミ)が、天照大神、スサノオノミコトを生む。
3 天照大神=高天原(天)を治める。スサノオ=根の国(地下)を治める。オオクニヌシノミコト(スサノオの子孫)=葦原中つ国(地上)を治める。
4 天照大神は自分の子孫であるニニギノミコトに三種の神器(ヤサカニのまが玉、ヤタの鏡、草なぎの剣)を持たせて、葦原中つ国(地上の日本)を治めることを命じた。
「日本は日の神の子孫が代々平和に治めていくのがよい。そうすれば永遠に栄えていくだろう。そのためにまずおまえが高天原から地上に降りて、そこを治めなさい。」(天壌無窮の神勅)
5 オオクニヌシノミコトは、ニニギノミコトに国をゆずった。
6 ニニギノミコトの子孫である神日本磐余彦尊(神武天皇)が初代の天皇 となり日本を建国した。
7 それからずっと、日本は天照大神の子孫が天皇として国を守ってきた。

【神武天皇の日本建国物語】
 天照大神の子孫である神日本磐余彦尊(のちに神武天皇とよばれる)は、45歳の時、日向(宮崎県)の高千穂から政治の中心を東に移そうと決心し、軍をひきいて瀬戸内海を進んだ。
 まず大阪湾から上陸しようとしたがナガスネヒコの反抗にあい、兄の一人が戦死してしまった。
 日の神の子孫なのに、太陽に向かって戦ったのがまちがいだったと気づき、熊野(和歌山県)から再上陸して、大和をめざした。けわしい山道を迷いながら進んでいると、天照大神のお告げがあり、頭の大きいヤタガラスが道案内をしてくれた。
 神日本磐余彦尊は、各地の豪族を服従させながら進んだ。再びナガスネヒコがはげしく戦いをしかけてきた。冷たい雨が降り、戦いが困難をきわめたちょうどそのとき、どこからか金色に輝く一羽のトビが飛んできて尊の弓にとまった。トビはいなづまのように光って敵の軍隊の目をくらました。
 こうして勝利した尊は大和の国を平定して、大和の樫原の地で初代天皇の位についた。
 これが今に続く日本の国の始まりである。


●これが奈良時代の日本人が信じていた日本建国の物語です。

3 神様なしでは生きられなかったご先祖様といまの私たち
『歴史の中にはたくさんの神々がいます。人間は神さまの助けをかりて生き、国づくりをしてきました。今の人は医学が発達し、科学が進歩して、神さまなしでも生きられるように感じていますが、江戸時代くらいまでは神さまを信じることなくして人間の生活も国づくりもありませんでした。
 日本には縄文時代からたくさんの神さまがいました。
・皇室の祖先といわれる神々(神社にまつられている)
・自然の神々、家の神々、仕事の神々など()
・私たちの先祖、英霊、偉大な歴史人物など(亡くなった人が神になる) 
『私は毎年大宮の氷川神社に行って、新年のお詣りをします。家族の一年が平安であるようにと祈ります。氷川神社にまつられているのは何という神さまでしょうか?』

「スサノオ」

『その通りです。現代の日本人も、天皇陛下も、毎年新年には日本の大昔からの神々、日本建国に連なる神々に祈っています。みなさんは、今日学んだ神々のお名前、イザナキ・イザナミ・天照大神・スサノオの命そして、建国の天皇である神武天皇など、日本人の常識としてぜひ覚えてください。』
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はじめまして

日本神話は学校で詳しく教えられないことに疑問を思い、いい年でお恥ずかしいですが今更ながら神話をきちんと読みたくて、今現代語訳の古事記を読んでいます。

こちらの記事はとても分かりやすくておかげさまで頭が整理できました。

引き続き古事記を楽しんで読んでみます。

ありがとうございます。

Re: タイトルなし

ミホ様

コメントありがとうございます。

子供達はヤマタノオロチも因幡の白ウサギも知りません。
学校でアマテラスやスサノオを教えなければ、
日本の神話を国民は忘れてしまうでしょう。
そしてついには皇室を忘れてしまうかもしれません。

それがGHQや反日的知識人がめざしていたゴールでした。

ぜひまた寄ってください。

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Re: No title

お手紙ありがとうございました。

ビデオ「スサノオ」の取り扱いは、「日本を守る国民会議」というところです。
住所は、
東京都渋谷区神宮前6-19-15-701
電話は
03-499-2533

なおビデオはVHSです。

もし、入手できないようでしたら、また連絡してください。
そのときは、郵送でお貸ししましょう。

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Re: お忙しい中すみません

わかりました。
お送りしますので、もう少し詳しく自己紹介していただけますか?

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Re: No title

わかりました。
メールをお送りしましたのでご覧ください。
プロフィール

授業づくりJAPANさいたま代表:齋藤武夫

Author:授業づくりJAPANさいたま代表:齋藤武夫
戦後70年間日本の教育は根無し草の「世界市民」を育ててきました。そのため小中学校の歴史教育はウソとタブーによって大事な内容が教えられていません。また誤って教えられています。
「授業づくりJAPAN」は、日本の教育のウソとタブーを排し、真実とフェアネスを取り戻していきます。
かつてGHQに禁じられた教育は現在も禁じられたままです。私たちは「日本人を育てる教育」を取り戻します。そのために、命ある限り授業づくりとその普及につとめます。私たちは「誇りある日本人」こそが「真の国際人」になれると信じています。

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